地熱開発、火山調査 等
電磁探査(TDEM法)適用調査
概要
Time Domain Electro-Magnetic (時間領域電磁)法の略称で、地下数kmまでの大深度探査を特徴とします。
地盤に直流電流を流しておき瞬時に遮断すると、磁場の急激な変動により大地に渦電流が生じます。
この渦電流は、地下深部に浸透していくと共に、地下の比抵抗構造に応じた減衰挙動を示します。
TDEM法では、これら渦電流が作る磁場の減衰過程を、地表から観測する事で地下の比抵抗構造を求めます。
測定方法
測定模式図
CSAMT法と同様に、送信と受信から構成されます。
送信源における作業はCSAMT法とほぼ同様ですが、地下深部を探査対象としたTDEM法では信号源に大電流を必要とする為、容量の大きな発電機を使用します。
測定作業では各測点ごとに、鉛直方向に設置したインダクションコイル型磁場センサ を用いて磁場を観測、信号波形を測定器に記録していきます。
測定時間 |
30分~/1測点 ※測定場所周辺の電気的、電磁的なノイズ状況により異なります。 |
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作業人数 | 送信局:1~2名 受信局:2~3名 |