γ線スペクトル探査(自然放射能探査)適応調査

水源開発、温泉開発、断層調査 等

原理

岩石や鉱物の中には、僅かに天然放射性同位元素が含まれており、それらの元素は崩壊に伴いγ線を放出しています。 その中でRn(ラドン)は気体として地下深部に存在します。

地盤に断層などの亀裂が存在する場合、地下深部で岩盤中から放出されたRnガスが、その亀裂帯を通り道として地表により多く到達し、地表面(表土など)に蓄積します。

その結果、断層などの地盤の割れ目が存在する地表近くでは、蓄積されたRnの崩壊によるγ線量が通常の地盤に比べて増加します。

γ線スペクトル探査では、地表で各種のγ線量を測定して、放射性同位元素の存在を定性的かつ定量的に把握し、地下の亀裂帯の場所を推定します。

測定方法

測定器設置例

予め計画した測線上を等間隔(通常5m~20m)ごとに、順次、可般型測定器を設置して測定します。


測定時間 7~10分/1地点
作業人数 1~2名
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